今回は、豆知識として左官職人が使う鏝の歴史をご紹介します。
左官鏝の歴史
はじまりは縄文時代
左官工事の起源は縄文時代まで遡ります。
当時の人々が暮らしていた竪穴式住居の壁は土でできていて、生の土を団子状に丸めて積み重ねるようにして作られていたのだとか。
土壁が登場した飛鳥時代
この時代には、土に砂や藁を混ぜて作った土壁などが使われるようになります。
飛鳥池遺跡から木鏝が出土されたことから、当時の人々は木鏝を使っていたと推測されています。
左官鏝が渡来した奈良時代
仏教の伝来とともに、新たな建築技術も導入されました。
現代も使用されている左官鏝の起源となったのは、このときに持ち込まれたものだといわれています。
聚楽壁が使われはじめた安土・桃山時代
この頃になると、色をつけた土が用いられ、それに砂や繊維を混ぜたりすることで表現の幅が広がりました。
現代では貴重な聚楽壁が茶室に使われるようになったのも、この時代からです。
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